令和6年6月28日更新
1 研究主題
主体的に学ぶ心豊かな児童の育成
~子どもが主役の個別最適な学びと協働的な学びを通して~
(1)主体的に学ぶとは
学習の必然性を自覚し,自己決定や自己調整を繰り返しながらゴールに向かって学習すること。
(2)心豊かな児童とは
自分の目標に向かい,他者と協働的に関わりながら課題に向かうこと。
2 研究の内容
(1)児童理解の方法としての確認と資料の分析・活用
日常の児童の様子の観察,アンケートや各諸調査・分析(NRTは形式に沿っておこなう)、学級経営の振り返り,支援委員会や支援部会を中心としたこの支援の学び等,様々な連携をして生活面や学習面で実態を捉える。
(2)目指す子ども像に迫るための授業改善を図るための6つの視点の具体的指導方法
【授業改善の視点】
- 指導者は必然性のある学びになるよう、学習意欲を喚起する課題設定や年間指導計画の見直しを随時行う。
- 指導者は児童が主体の学びとなるよう、児童が十分に活動できる時間を保障する。そのために、指示、説明の時間をできるだけ少なくするためにICTを積極的に活用するなどの効率的な授業の組織立てをする。
- 児童が主体の学びになるよう、指導者は「児童の見取り」「学習環境の整備」など授業の足場を組むことに傾注する。
- 教科担任制など複数担任が児童に関わり、学年全体で児童理解を進めながら授業力向上に努める
3 研究の方法
(1)授業実践と研究会
・教科部会は体育,国語,算数,社会,理科,音楽,外国語,特別支援部会とし,各学年バランスよく所属する。
・学年会を研究の母体とし,協働的に研究を推進する。推進の際には,授業改善の視点に沿った計画を立てる。
・1人1回以上授業提供し,指導主事を要請し学年,教科部会内で研究会を行う。研究会後は実践記録をまとめ,次の授業に生かす。
・事後の研究会では,視点に沿って検証する研究会とする。
・適宜ワークショップ型協議を活用する。
(2)ジョイントアップ学校公開に向けて
・3校(二中,二小,東小学校)授業参観は,必要に応じて適宜行う。
・1学期に校内で全体研究会を行い,基本的な指導法について全員で学び合う。
・全体研究会の参加は全員で行い,その他は学年+教科部会で行う。
(3)各種調査・アンケートから
・各種調査(全国学調・県学調・NRT・学校生活アンケートなど)を基にした分析を行い,その結果から児童や学年・学級の実態を捉え,授業改善にいかす。
・学習に関するアンケート(教師用・児童用)を研究部で実施し,実態を捉えたり,経年の変化を記録したりしていくことで,研究の成果と課題をより明確にしていく。
(4)その他
・学年の児童を学年担任団全員で育てる意識で指導にあたる。交換授業,合同授業など授業形態の工夫や,学びのマナーの統一など,学年全体で共通理解しながら学年経営を行う。