(こちらは令和5年度のものです。令和6年度版は出来上がり次第アップします。)
1 研究主題
自己や他者を認め,進んで学びに向かう児童の育成
自己や他者を認めるとは
友達の良さに気付き,互いに補い合いながら,自分も仲間も価値ある存在であると考えること。
→学びに向かう人間性(学年経営の充実・ソーシャルスキルの獲得)
進んで学びに向かうとは
学習の目的を自覚し,学びのおもしろさに気付きながら,課題に向かうこと。
→いわて授業づくり3つの視点をベースにした授業
→主体的な学びを支援するためのICT等を利用した授業
2 研究の内容
(1)児童理解の方法としての確認と資料の分析・活用
日常の児童の様子の観察,アンケートや各諸調査・分析(NRTは形式に沿っておこなう),学級経営の振り返り,支援委員会や支援部会を中心としたこの支援の学び等,様々な連携をして生活面や学習面で実態を捉える。
(2)目指す子ども像に迫るための授業改善を図るための6つの視点の具体的指導方法
【授業改善の視点】
- 児童が学習の目的を自覚する課題を設定する授業。
- いわて授業づくり3つの視点を踏まえた指導過程。(見通し 解決 振り返り)
- 学習のマナーを児童が身に付けた授業。(思いやり 認め合い)
- 学びのおもしろさに児童が気付く授業。(ICT等の利用)
- 学びを支える言語活動・・・毎時間の「振り返り」(書く活動)
3 研究の方法
(1)授業実践と研究会
・教科部会は,次年度ジョイントアップ公開を見通して体育,国語,算数,社会,理科,生活科,音楽,外国語。さらに,特別支援部会とし,各学年バランスよく所属する。
・各部会において研究計画を立てて,推進する。推進の際には,授業改善の視点に沿った計画を立てる。特に今年度の重点項目(学年経営,ICT利用)は,計画の中に位置づけて推進する。
・1人1回以上授業提供し,部会内で研究会を行う。研究会後は実践記録をまとめ,次の授業に生かす。(できる限り学年で交流する。)
・特別支援部会は研修会とし,皆でソーシャルスキルトレーニングについて学習する機会にする。
・事後の研究会では,「付けたい力がついたか。」「授業改善の方向性は,目指す児童の姿につながっているか。」等について検証する研究会とする。
・適宜ワークショップ型協議を活用する。
(2)校内全体の研修会
・二中・東小・二小の3校で指導主事要請を活用し,指導助言をいただいたり,互いの授業を参観したりする機会を増やす。
・全体研究会は体育で行い,基本的な指導法について全員で学び合う。
・本校主導の指導主事が来校する授業「国語」「社会」については,なるべく全員で参観し,授業研究会は全員参加とする。
(3)各種調査・アンケートから
・各種調査(全国学調・県学調・NRT・学校生活アンケートなど)を基にした分析を行い,その結果から児童や学年・学級の実態を捉え,授業改善にいかす。
・学習に関するアンケート(教師用・児童用)を研究部で実施し,実態を捉えたり,経年の変化を記録したりしていくことで,研究の成果と課題をより明確にしていく。
(4)その他
・学年の児童を学年担任団全員で育てる意識で指導にあたる。交換授業,合同授業など授業形態の工夫や,学びのマナーの統一など,学年全体で共通理解しながら学年経営を行う。