終業式の校長先生のお話

 

 今日で74日間の1学期が終わりで、明日から26日間の長い夏休みに入ります。1学期の間に学習や行事などでたくさんの思い出ができたと思います。自分にとって、どんな1学期だっ思い返してみましょう。

 ところで、みなさんは1学期の始業式に校長先生がどんなお話をしたか、覚えていますか?どうして全部の学年のクラス替えをしたかについてお話をしました。

 それは、新しい人間関係の中で、学級集団を作り上げていく力を育てる機会を増やすため。そして、いろいろな考え方や感じ方に触れることで、社会性を身に付けてもらうため。簡単に言うと、いい学級を作り上げる力を付けてもらいたいからというお話でした。覚えているかな?

 そして、そのために2つのことをがんばってほしい。1つ目は「正しいことを正しい」って言えること、正しくないことをしている人に、「一緒に正しいことをやろうよ」とみんなで誘えること。2つ目は、いいところ、がんばっているところを認め合うこと。思い出したかな?

 そこで、校長先生からもみなさんのいいところ、がんばっているところを紹介したいと思います。

 1つ目。やっぱりみなさんのあいさつです。校長先生も、みなさんの学級を廻ってあいさつをしながら、そのあいさつでどの学級もいい学級になってきたと感じています。中には、校長先生がびっくりするくらい大きな声であいさつしてくれたり、待ち構えていたかのように満面の笑顔であいさつを返してくれたり、教室を回るのが楽しみになる学級もあります。「明日また来るのが楽しみな学級」ですね。その学級の人柄というか人間性が表れているなあと感じます。それは、どんな時でも教室を訪れた人を大切にする、もてなすというのかな、言い換えればみなさんに関わる人に心を向けて、その人を大切にしようとする態度が、「学級の文化」というか「当たり前」になってきていることを感じるからです。もしかしたら、授業中の大事なタイミングで邪魔になったときもあるかもしれませんが、そういうクラスは切り替えも上手で、あいさつが終わるとすぐに何事もなかったかのように授業の続きに戻るんです。びっくりします。本当にいい学級だなあと思います。思い当たる学級はあるかな?それから、実はもう一つ、一人を大切にしているとってもいい学級のお話があるんですが、それは、今日発行する校報「なないろの夢」5号の「ひとりごと」に載せましたので、お家の人と一緒に読んでくださいね。

 2つ目。毎朝、スクールガードさんと一緒に、みなさんのお家の方が、「屯所前」、「水色交差点」、「校門前の横断歩道」のところに立って、みなさんの安全を見守ってくださってますよね。その時に気付いたことをノートに簡単に書いているんです。その中にいいことが書いてありました。みなさんの「あいさつが気持ちいいです。」って書いてありました。中には、「当番をしていて元気をもらいました。」っていうのもありました。そういえば校長先生にもあいさつだけでなく、「いつもありがとうございます。」って言ってくれる人が何人もいます。それを言ってほしくて毎朝立っているわけではないんだけど、みなさんの言葉で元気をもらえるというのは本当にわかります。とっても嬉しいんです。これも、みなさんに関わってくださる人を大切にしている話ですね。誰のお家の人かわからないけど、誰にでも気持ちのよいあいさつができる人って、素敵ですね。2つ目のお話も、やっぱりあいさつのお話でしたね。

 さて、今話したように、いいあいさつがいっぱいになってきた滝沢第二小学校全体の1学期の成績をつけるとすると、「よくできました」です。花丸です。いい1学期でしたね。みなさんと一緒に「明日また来るのが楽しみな学校」を目指してきたからだと思います。そして今、みなさんが「2学期また来るのが楽しみな学校」と思っていたらいいなと思っています。それでは、8月20日の2学期始業式には、全員そろって「元気いっぱい」、「笑顔いっぱい」のいいあいさつができることを楽しみにしています。いい返事で締めくくりましょう。これで、校長先生のお話を終わります。

令和6年7月24日 校報第5号より