「学びに向かう力」という言葉が注目されています。好奇心や協調性、がんばる力などを指します。数量や文字・言葉などの認知スキルとは分けて考えられるようになってきて、非認知スキルとも呼ばれています。言い換えると「能力を使いこなすための意思」でしょうか。幼児期に育んだ「学びに向かう力」が、小学校段階の主体的な学習態度につながるそうです。更に、高学年の言葉の力や思考力にも関連することがわかってきたそうです。
言葉や計算の仕方を覚える知識や、正確にかつ素早く計算する技能、解き方を考えたり知識を活用したりする思考力が優れていても、肝心のその能力を「学びに向けられない」なら、もったいないですよね。
学校では「学びに向かう力」を育むためには、子どもの自己決定を尊重し、任せて・委ねて・認める・価値づけることが大切と考え、「学びのコントローラーは、ぼく・わたし」「TeachからCoachへ」というキャッチフレーズで子どもたちが主体的に学ぶ力を育むために取り組んでいるところです。11月20日(水)には、本校を含む滝沢二中学区3校が、滝沢市ジョイントアップ・スクール事業学校公開研究会でその成果を確認することになっています。ご理解とご協力お願いいたします。
令和6年10月31日 校報第9号より