今年最後の授業「修了式」

 一度すっかり乾いた校庭は、再び一面の雪に覆われていましたが、少しずつ地面が見え始め再び春の準備が加速してきています。朝晩は少し冷え込みますが、校庭を吹き渡る風にも少しずつ春のぬくもりが感じられるようになりました。

 とても立派な修了式でした。姿勢も立ち座りも、それぞれの学年なりの精一杯の姿で修了式に臨んでいたと思います。最後の授業は、今までで一番立派な姿でした。さすが滝二っ子。立派な子ども達です。

 この1年間、お子様の健康管理には特段のご配慮をいただきました。感染症が5類に移行したとはいえやはり学級閉鎖等の措置は何度かありました。その中でも健康管理に気を配っていただいたこと感謝いたします。本当にありがとうございました。

 この1年間の間には、たくさんの学びがありました。運動会や滝二っ子フェスタなどの大きな学校行事では、その行事を成功させるためにみんなで力を合わせて取り組むことを学びました。中でも高学年は、自分たちの取組だけでなく、準備や片付けなど学校のために働くという活動もありました。「誰かのためにできること」を進んで行うことの意味を学びました。学習面でもそれぞれの学年の内容を身につけたとともに、学び方も身につけてきました。進級、進学にあたって、もう一度今年度の学びを振り返ってもらいたいと思っています。 春休みは、自分で自分の生活のコントロールをできるようにしてほしいです。「宿題が終わったら好きなことをしていい」は、良さそうに見えて実は危険な考え方も含んでいます。大人としては「最低限宿題だけはやってから・・・」という気持ちで「宿題はやったの?」と聞きますが、子ども達の中には「宿題さえやれば、あとは勉強しなくていい」と都合よく解釈してしまう人もいます。最低限のつもりの内容が、「これ以上やらなくていい」という上限としてとらえられることがあるのです。誰かに与えられたものに自分の成長の幅を決められてしまうのは、もったいないです。自分で自分の成長を計画して、進級に備えて自分で自分を成長させることができる「自己指導力」を高める有意義な春休みにしてほしいと思います。この1年間のご協力に感謝申し上げます。

(令和6年3月25日 校報第12号より)